2010年5月12日水曜日

アスパラのコモディティ化について

前回の質問コメントについて書きます。
 
まず、これは現在起こりつつある状況です。イチゴ、トマトと並んで、高収益野菜として注目が集まっておりましたが、最近の技術革新によって大量生産する方法がわかってきました。それによって、生産量がアスパラ新興地域で激増しています。
 
しかし、大量生産技術と食味向上技術は別です。一般的にはアミノ酸資材や有機資材を投入すると甘みが増す、ということはわかっていますが、アスパラのエグミ、味の深み、などは、どうやったら出るのかまでは、私の知る限りでは解明されていません。ハウスよりも露地の方が美味しいとうちやま農園では言ってますが、その野性味がマズイと感じる人もいるので、甘いが旨い、という現在の流れからすると甘けりゃいい、となりますが…。
 
コモディティ化は当然します。大量生産=安い、という共通認識も背景にはあるでしょう。ですが、作り方、エンドユーザーとの接し方、アスパラとの接し方、など、きちんとした作物を適正価格で売る努力は、いくらでもあります。ですから、安くなる作り方もあっていいし、適正価格で売れる作り方もあっていい、と思います。地域のため、または持続可能な価値形成であれば、どっちでもいいと思いますよ。
 
私は対極にいると思いますか?うーん、対極を目指してやっていますが、否定するつもりもないんですよ。野菜をスーパーで買う時、120円で茎の太っいブロッコリー見つけたら、ウハウハいっちゃいますもん(笑)

2 件のコメント:

koko さんのコメント...

おはようございます!
御邪魔させて頂いた瞬間、めっちゃ驚きました。
まさか記事として回答を下さるとは…
誠実な対応に、心より感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました。

実は「地元の(アスパラ)酷いんだけど~」
という声が最近めっさ多く、対応に悩んでたんです。
マズイ品しか食べれん地域のブロガーの叫びが届く度、
「いいのかな?このままで…」と(--;)

おかげさまで質問する前に、3つほど解決しました。
もし可能ならば来週、上記の件に関して書く時、
コノ記事へ飛ばさせて頂きたいのですが、
許可して貰えますでしょうか?

ひろし さんのコメント...

kokoさん
いえいえ、こちらこそネタをありがとうございました。
リンクはご自由にどうぞ。
質問もどんどんどうぞ(笑)