2012年3月6日火曜日

一粒万倍日と満月近し

我が家の苗工房、部屋の片隅です。
天敵はムスメとムスコ・・・。
 
2/25の播種に続いて、本日2回目の播種作業。
トマト、ナス、パプリカ、トウガラシ、ホオヅキ、ゴーヤ、
など、500粒強の種をおとしました。
このあとカリフラワーを撒きます。
今日は何と言っても一粒万倍日と寅の日が重なる日。
8日が満月なので、今日の播種の方が2/25よりも日は良いと思います。
 
気付けば、半分以上が自家採種の種になってます。
ある人が「農家は種くらい自分で確保しろ」と言ったのを
なるほどと思い、なるべく自家採種してます。
今年で3、4作目なので、そろそろ固定種として大丈夫かな。
うちやま農園でしか食べれない味、品種なんて、素敵だな、と。
 
 
種は買うもの、土は買うもの、肥料は買うもの・・・。
北海道の大半の農家は効率化の名のものとでなんでも買うようになった。
それって、その土地を活かし、技術を磨き、資源を有効に使う、
という農家の良い部分をどんどん削っていってるんだと思う。
うちも買っている資材は沢山あるが、自分で調達できる物は自分で。
(アスパラは自家採種が難しいので、買った種を土地になじませるという言い訳(笑))
 
種は既に大手種苗会社に支配されていると言ってもいい。
気付く人、気付かない人がいてもいいが、これは事実。
殆どがF1品種という子孫を残す能力が極端に低い品種だ。
モンサントの種の支配ばかりが目立つが、
すでに種はある権力に支配されていると言ってもいい。
 
大規模効率化も必要だが、殆どが中小規模の農家だ。
いかに農業を後世に伝えて行くか、古き良き農業を維持するか、
これは今の経営者である我々の使命でもある。

2 件のコメント:

panda wash さんのコメント...

「種まき」にもいろんな思いが詰まっているのですね~
最近、お野菜を見る目が変わってきました(どんな?て言われたら困るけど…)

これからの成長がすごく楽しみです!!

ひろし さんのコメント...

pandawashさん

農家しかできない情報発信になっているなら幸いです。
種まきから食べるまで4カ月以上かかるなんて、家づくりより時間かかってますよね(笑)