こちらはドイツのボスのボッシュさんです。
写真嫌いで社員とは写真とらないらしいですが、
お客様とは撮るようです。
3時間の座学で、クラスマンの理念、
ピートの全般的な知識と採取・商品管理などを教わり、午後からは現場へ。
我々の泥炭と大きく違うところは、堆積年数と
水の抜け方にあるでしょう。
美唄の泥炭は多くても6,000年程度ですが、
こちらでは10,000年以上も堆積して炭化をしています。
そして美唄では暗渠や農業用水によって強制的に
水を抜かせていますが、こちらでは地殻活動によって
隆起した部分に明渠を掘って、徐々に水が抜けていくのを待っています。
今の採取地は旧ソ連軍が堀った塹壕で水が抜けたようですが。
隆起した土地の表面は当然植生が豊かになりますので、
その表土はめくって、下の品質(養分)が安定したピートを採取するそうです。
地表面から20cmほどの手を入れて取り出すと、
ベチャベチャです。
握ると、
固まり、
ほぐすと、
ねっとりしながらも、
ばらっと。
繊維質のためか、内包する水分の他の水分は
あっさりと切り離してるイメージ。
ピートの、泥炭の、可能性を感じます。
こちらは乾いたピートをはがしたもの。
こんな層になっています。
この工場で品質を管理しています。
養分均一化、水分量の均一化、量の均一化、などなど。
園芸資材、もしくは育苗資材としてのピートと、
畑としてつかうピートの扱い方は、同じにはならないと思います。
ですが、基本的なピートの認識、特性など、
畑で行かせることは多々ありました。
これまで常識だと思っていたことが、いい意味でひっくり返り、
可能性や改善点が一気に見えてきました。
どう生かすかは、腕次第^^
教科書通りの反応をしないのが露地栽培の腕の見せ所です。
さて、明日(9/4)は最終日。
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