サービスはしますが、値引きはしない。
野菜の価値・価格は、市場ではなく、小売店ではなく、
農家が良心を前提として作るべき、とも思ってます。
安売りしないは農家のためでもあるし、農業のためでもある、と。
安売り競争して潰しあいするのは勝手ですが、
良い商品が減ったり、品質が落ちたりして残念な思いをするのは、
食べる人、すなわりお客さまです。
値引きすると言うことは、農家にとっては生活費を削ることに直結します。
自分が当たり前の生活をしつつ、お客様に満足いただくには、
「値付け」という行為自体が相当重たい意味を持っています。
誰のための値付けなのか。
自分のためだけなら安くしてもいい。
農家のため、仲卸業者や仲買人や小売店、そこで働く人のことを
考えるなら、不当な値引きは抑えるべきだと思います。
みんなが良いと思う方向を見いだせる値付けをしたいですね。
もうすっかり晩秋の夕暮れです。
病気でダメな株を掘り出してみます。
この写真では折れた茎の途中からフザリウムが入り込み、
株を腐らせているのがわかると思います。
病気の個所だけではなく、折れた茎からも入ってくるので、
立茎管理はやはり大事だよな、と再確認。
これは茎枯病が入ってどうしようもない茎。
焼却です!
露地の畑の状態は、良好です。
このウェルカムは、種がほとんどついていません。
立茎時にストレスが少なかったり、花の時期の天気の影響ですが、
種をつけなくともいいとアスパラが判断したということなので、
来年の春芽が楽しみです。
家の前のヨーデルも、昨年とは大きく異なります。
擬葉がまだたっぷり残っていますし、
この後の天候を考えても、養分転流して黄化するところまで
期待してしまいます。
余談ですが、先日アスパラ農家2軒を訪問。
やはり年を経て病原菌に変化が出てくるもんだと実感するとともに、
アスパラの作り方についても新たな示唆をもらってきた。
オープンな技術交流は、本当にありがたい。
真剣にアスパラを作って、真剣にアスパラを売ろうとしている人、
もっともっと増えてほしいな。
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