このタイトルの投稿が、なぜか閲覧数が多いので、
13年経って、追記をしたいと思います。
https://hiroshicommit.blogspot.com/2012/09/blog-post_7.html
2年目の萌芽は、雪解けから2週間〜3週間で始まります。
最近では茎枯病の菌の繁殖が早いので、春から培土する方が
病気にかかるリスクを低減できます。
うちでは、畝間をロータリで土を柔らかくしてから、
小さいトラクターで培土します。
病気の予防を図ります。
以前であれば、2年目はそのままアスパラを伸ばして、
3年目に備えて養生を考えるだけでした。
ところが、北海道でも露地アスパラの茎枯病感染が
深刻になってきており、病気対策が最優先、
次に生育コントロール、という感じです。
それだけ、露地ではアスパラが作りにくくなっています。
植えて3年目から収穫の露地アスパラは、
1年目、2年目で失敗しすると、何の収穫がないまま終わることがあります。
その恐怖というか、資金繰り悪化して借金ばかりが増える
という悪循環を過去に経験していると、
攻めよりも守りのことが最優先になります。
何も考えずに攻められるハウス栽培とは、ちょっと違います。
2年目の夏場の管理は、ひたすら剪定です。
その時期ややり方も、病気をつけない、それが第一。
収穫をする場合もあるし、放置できる場合もありますが、
それは天候次第、雨の降り方次第で、何万通りの管理方法があります。
どうやって3年目に繋げるか。
楽しみでもあり、ストレスでもありますが、これがアスパラ栽培。
正解なき難問に挑める、農家ならではの充実感を、
いい形で楽しみたいと思います!
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