このタイトルの投稿が、なぜか閲覧数が多いので、
13年経って、追記をしたいと思います。
https://hiroshicommit.blogspot.com/2012/09/blog-post_7.html
2年目の萌芽は、雪解けから2週間〜3週間で始まります。
最近では茎枯病の菌の繁殖が早いので、春から培土する方が
病気にかかるリスクを低減できます。
うちでは、畝間をロータリで土を柔らかくしてから、
小さいトラクターで培土します。
自分の成長と人の役に立ち続けること、そして日本一のアスパラガス農家になることにコミットした、うちやま農園3代目の偏見混じりの考えと、アスパラガスを中心とした農業の日記を綴ります。 (5年間続いた初めのタイトルは「3代目の思い」、4年続いた次のタイトルは「日本一のアスパラガス農家になる」、2年間「アスパラガスをつくって、人に貢献する」に寄り道して、タイトルを戻す) 農園のHPはこちら http://www.uchiyamanouen.com/
このタイトルの投稿が、なぜか閲覧数が多いので、
13年経って、追記をしたいと思います。
https://hiroshicommit.blogspot.com/2012/09/blog-post_7.html
2年目の萌芽は、雪解けから2週間〜3週間で始まります。
最近では茎枯病の菌の繁殖が早いので、春から培土する方が
病気にかかるリスクを低減できます。
うちでは、畝間をロータリで土を柔らかくしてから、
小さいトラクターで培土します。
多分北海道で一番なんじゃないかと思っています。
経営移譲を受けた10年前から、雇用の改革に着手しました。
(以降、大きく改革したのは、雇用、ハウス、販売)
母は、楽しく仕事をしたい人。
父は、仕事を監視して無理矢理でも目一杯仕事させようとする人。
そして昔から来ているパートさんは、どうなんだろう?
パートさんが辞めていき、人手が足りなかった10年前、
なんでやめるんだ?よりも、
どうやったら仕事してもらえるんだ?を考えました。
アドバイスをくれたのは、就農当時からうちやま農園に来てくれていた、
ある編集者の方です。
こういう仕事をしてほしい、
この時間は必ず来てほしい、という数々の農家のわがままを、
わがままだと認識させてくれました。
そして、こういう人に来てほしい、
こういう人ならうちで仕事すると良いかも、
とか、そんな条件・待遇をたくさん考えて、求人広告を出しました。
もちろん、父は大反対。
そんな無駄な金使って、みたいな。
その条件・待遇とは、
・休み自由(休みのために仕事してください)
・健康第一、家族第一
・好きな時間を選べる
・7ヶ月で100万円以上稼げる
・美味しいアスパラをたくさん収穫するためにたくさん手間をかけたい、
というこちらの願いを明確にする
などです。
たくさんの応募が来て、たくさんの人の話を聞き、
またそれを翌年以降の雇用に生かし・・・、
というPDCAサイクルを回し続けて今日に至ります。
来てくれている人の「こういう風に働きたい」の希望には、
かなり寄り添って対応できていると思います。
スタッフにも責任を負わせすぎず、
来るもの拒まず、去るもの追わず、
のスタンスです。
長い人で30年以上、主力の方々は40代で10年前からいる人も、
5年前も、去年の人もいます。
人の都合に合わせて仕事を作るのは、私はけっこう上手いと思います。
2024年に4名入ってくれましたが、1人が離脱。
30年以上来てくれた方も、高齢のために離脱。
年収の壁や社保の規定も変わる国会の動きを受けて、
環境が少し変わってくるので、今年も数名募集します。
畑の人と、選果専門の人。
2月24日から「シゴトガイド」にて募集しますので、
興味ある人は覗いてみてください。
https://www.sgnavi.com/iwamizawa/
先日、農家になってからの友人2人とお泊まり会。
北陸に出張して農家や工場を視察する予定が、
大雪でキャンセルになってしまったので、
せめて泊まってじっくり話しよう、と。
1人は地域のために事業を縦にも横にも大きく展開し、急成長。
もう1人もあっという間に農地を拡大して大台に乗る。
そんな2人と話していると、自分が何もしていないような気がしてくる。
あれ?俺って何もしていないんだっけ?
焦ってしまい、何を考えたら良いかわからなくなるが、
ようやく冷静に。
成長していなくても、徐々に良くなっているし、
喜んでくれる人、貢献できている人は、確実に増えている。
ただそれが、ゆっくりなだけだ。
そして、急な変化は好きではない。
さらに、泥炭地はアスパラにとって病気の宝庫で、
毎年毎年他の産地に比べたら、病気対策にかける時間もお金も、
2倍くらいかかっていると思います。
(土壌の有機物が豊富なことの弊害なので、味も2倍美味しいと思っています)
アスパラをつくって、つくり続けて、社会に貢献したい。
私は、人の役に立つことが、仕事にも人生にも必要。
そして、本事業以外でも貢献できる何かがほしいですね。
先日書いたように、傷が癒えたのが最近なので、ちょっとずつ
気持ちを解放している、まだ最中なんだと思います。
新しく出会うこと、新しく知ることは、
表面上は新しい何かを身につけている気になります。
人の話を聞くことや教えてもらうことは、努力ではない。
自分で考えて行動できるようになることが、ある意味では成長。
売上や利益に惑わされてはいけない。
もちろん、両方とも大事だし、どっちも上昇できている。
でももっと大事なことが、自分の中にある。