9月の投稿から、片付けが一気に進み、雪景色の北海道です。
11月7日に初雪が降り、最高気温も10度まで上がらない日が続いて、
アスパラの転流活動も終息しました。
よく頑張ったアスパラは、今年よりも美味しいアスパラになるはずです。
昨年もそう思いましたが、今年の温度から、ほぼ確実だと思います。
人間がやることよりも、天気や運による結果要因が半分以上を占めます。
そうならないように努力はしても、結果はいつもそうなります。
だから、諦めないことと、諦めること、どっちも大切。
今年のコメの価格高騰は、食用の米を作っている農家にとっては、
これまでの苦労が報われたのかも知れません。しかし、
食用ではなく飼料用や、米以外の畑作物を作った農家にとっては、
そこまで大きな恩恵はなかったと推察されます。
それでも北海道においては天気が良かったため、
昨年に比べて収穫量は増加した農家がほとんどだと思います。
うちやま農園もその波に乗りたかったのですが、
アスパラは昨年より微減、その他の作物は微増だったので、
ほぼ昨年並みの収支となりました。
カリフラワーは3年ぶりに収穫できたものの、
栽培の難しさを痛感。
アスパラ畑の後作でこそうまく行くけど、
更の農地で作るのは難しい。
毎年毎年、何らかの変化がやってきて、何らかの対応をして、
それでも経験値はどんどん上がっているので、
言い訳せずに前向きに経営していきたいです。
11月6日には、お得意先の懇親会があり、
東京でバイヤーさんと農家が集まりました。
今時珍しい企画ですが、やはり、有意義。
人が会うことのパワーは絶大です。
こちら、10年ぶりくらいにパープルアスパラを植えました。
ギフトになるのは2026年ですが、
他の農家がどんどん作らなくなった今こそ、
楽しんで作れそうなので、皆さんも楽しみに待っていてください。
毎年のことですが、1年間のスケジュールはほぼ決まっています。
2月下旬から雪かきとハウス被覆スタートして、
4月から9月が繁忙期、そして11月上旬で農作業終了。
11月中旬〜下旬にお得意先にお礼に伺いつつ、来年の相談。
12月は決算前の資金調整や年末の何となくの忙しさと体休め。
1月には家族旅行入れつつ、趣味の読書、経営計画、
人と会うことを2月中旬までやり、そして雪かきスタート。
メリハリがあると思いますが、体調は仕事に応じて変化するので、
年とともに効かなくなった無理を、熟練の技で効率化します。
まあ、限界はありますね。
だからこそ、家族もスタッフも、健康第一、家庭第一、なのです。
プレイベートの充実のためにビジネスを充実させるという
本来の快適な生活のために、今年も残り数日を楽しみます。