2009年4月3日金曜日

国の農業予算へ疑問

農協新聞より、2005年世界の農家一戸あたりの農業予算を。
http://www.jacom.or.jp/series/shir172/shir172s09040112.html

日本はこうしてみると、農業予算は少なく見える。
最近の久松氏ブログ(http://kazedayori107.seesaa.net/article/116448828.html)や、上原氏ブログ(http://a-gyo.blog.drecom.jp/archive/611)でも、親子・師弟関係の内容があったが、うちやま農園でも、意見の食い違いはある。

 私は、国策として、または票田として、農家が利用され、保護されてきたことが、農業という産業の弱体化につながっていると思う。だから、農商工連携による助成金なんかは、農業を利用して商工にお金をばら撒きたい政府の思惑が見え隠れして、嫌な気持になる。その他、書くと止まらなくなります。要は、農家は独立した経営をできて当然、と思うわけです。父も、補助金なしで経営を成り立たせているのが、昔ながらの農家なのに進んでいるな、と感心させられる。
 ただ、父は、農業は国策で保護されるべきで、そもそも食を作っているのに産業として競争下に置くことが間違っている、という。確かに、先進国の一部では50%~80%の収入を国家予算から得ているし、国として農業を大切にしているということは、そういうことだろう。限られた農地で、食料を賄おうとした時には、生産者が多くいるべきだし、そこに国からの支援がなければ、安心して食を作っていくことは難しいでしょう。
 ただ、私としては、国策に守られすぎたからこそ、自分で考え、意見を言う、という力が損なわれていると考える。競争下に晒されることで、農家一軒一軒の発言力が向上し、補助金を見込んだくだらない意見ではなく、農業の在り方を根本から変える政策提言も行えるのではないか、と思うわけです。だから、現在の農業予算でも多過ぎる、と思ってます。
 当然、違う意見をお持ちの方も多いと思います。両極端なのかもしれませんが、どうも昔から白黒つけたい方で、グレーという判断ができないんです。すみません(^^;

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