毎年11月下旬に土を掘ってアスパラの根をとります。
根中糖度を測るために。
根拠がないとも言われる、アスパラの根中糖度。
なぜか。
根中糖度が高くても、春の収量は天候次第、とか、
転流(黄化)の様子と枝ぶりとは、違う結果になりがち、
とか、根量よりも重要度が低い、などなど。
根中糖度だけを根拠にはできないでしょう。
糖度よりも根の量が大事だし、
土の中で測定可能な根の要素も限られるし。
そうです、飽くまで指標のひとつ。
根中糖度、秋の天候、黄化、枝ぶりなど、
諸条件を考慮して、翌年の収量予想とともに、
作業段取りや施肥を考えます。
上記以外にも、もうひとつ考慮するのは、
雪で倒伏したときの状況。
下の2枚の写真のうち、状況が良いのはどちらでしょう?
正解は、下、です。
下の方が、アスパラの盛り上がりがはっきりしてますよね。
土から高い位置で倒伏しているアスパラは、茎に力がある証拠。
べったり倒れている上の写真は、ちょっと心配。
この見方も、根中糖度と同じくらいアテになります。
で、結果はというと、昨年よりも糖度は低めです。
ハウスでは10-20%程度、
露地ではバラツキがありますが、
沢山とれた畑で10前後とちょっと心配。
でも、根の量は間違いなく増えているし、倒伏の状態も
高い位置で折れているので、大丈夫かな…。
そう、終わったらすぐに来年が心配になるのです。
今日は、12月。
保育園では餅つきイベントがありました。
我々や園児は参加するのみですが、
下準備をする役員さんたちの陰の苦労は、
親が子供に伝えるべき大事なことのひとつ。
世の中の見える分と見えない部分、選挙が近いせいか気にします。
まずは楽しんで、最後に教えます。
ムスメのことが大好きなムスコ。
園児ではないのに餅ついて、丸める作業にも参加。
みんなでいただきました。
役員さん、先生方、本当にありがとうございました。
地域のシステムについて、次回みっちり書きます。
やるべきこと、増えまくり。
改革を求めない若手、現状に甘んじる年寄り。
20~50年後のことまで考える必要、あるんだよ。
2012年12月1日土曜日
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