もうね、9月10日過ぎてからは毎日このくらいしかとれません。
ハウス3棟(9畝)で4kgくらい。
この量になると1週間くらいで終了するんですが、
今年は少量収穫の日が長い。
名残の作業が長いというのも、少々疲れます。
だって、時間かけても全然収穫なかったら気持ちが萎えますよ。
こちら、家の前の畑。
一気に擬葉が落ちてしまいました。
いくら予防で殺菌剤をまいても、葉が茂って風当たりが悪い場所は、
土にある斑点病の菌が付きますね。
こういう状態をみると概念的有機農業をやっている人たちは、
「農薬のせいで土の耐性が落ちている」とか「殺虫剤で生態系バランスを崩している」
とか言うと思います。
全く間違いではないです。
ただ、農業自体が自然ではありません。
人為的正義に則って作る畑に、自然の秩序が当てはまらないことが多いです。
自然と虫がいなくなるのを待つという手段もあるでしょうが、経済の問題です。
虫に食べられつくしたら、来年のうちやま農園はありません。
破産です。
気候、土壌特性、産地化、連作条件、投入資材など、
書くとキリがありませんが、あとひとつだけ。
アスパラは永年性作物で、且つ収穫するまで2年待ちます。
ですが、毎年きっちり管理しなければ、翌年はないのです。
アスパラ栽培においては殆どの農家が副業的に行っています。
メインが米や穀物にあり、少ない面積で少しでも稼ごうかな、
でも手はあまりかけたくないな、という農家が作っているケースが
北海道ではほとんどです。九州には沢山いますが。
少々取れなくなっても経営に大きな影響がない、という農家のアスパラ作りと、
アスパラがダメなら破産する、という農家の収穫量に対する執着は、
天と地ほど離れていると言っても過言ではありません。
言い訳するつもりはありません。
確かに農薬は使わないに越したことないです。
使わなくてもいい作業体系や土づくりを目指しているんですけどね。
徐々に技術を身につけて行きます。
この畑は、葉が落ちましたが、リン芽群が広がっているので、終了に大きな落ち込みはないと思います。
思いたい?(笑)
庭に客土中です。
ここ、全然収穫できないイヤ地になっているので、粘土を20cmくらい敷きます。
ダンプがないので、男二人が機械に乗って運びます。
稲刈りや麦の播種、大豆収穫など、収穫の秋を迎えています。
しかしうちやま農園は、この時期が自由に仕事できる時です。
アスパラの収穫が終わり、大豆の収穫までの時間。
ハウスを立てたり直したり、土を運んだり、道路を直したり、
時間のかかる仕事をやっつけるには、いい時期なのです。
同時に行楽シーズンでもあります。
何とか子供たちと動物園か遊園地に行きたい。
雨上がりの快晴には必ず出掛ける予定でいます^^
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