2012年1月6日金曜日

適正な価格とは

友人からの投げかけにブログ書いてみる。
暇なわけじゃない。
 
適正な価値にもとづく適正な価格を云々…と
軽い気持ちで書いたら、すぐに突っ込みが来ました。
確かに、じっくり考えたことなかった。
 
漠然と思っているのは、経営面から。
アスパラを1kgつくるのにかかる原価、土地代、
人件費、ガソリン代、機械償却費などの経費に、
利潤などを反映させた単価が、適正価格だと思っている。
当然、加工や包装などがはいればそれも経費。
 
そうすると、安く作っていれば安く売ることになるし、
利益を最小限に抑えても、安く売れます。
逆に、効率が悪くて経費が嵩めば価格は上がるし、
利潤を沢山得ようとしても価格は上がるわけです。
これは我欲の話題にもなりそう…。
 
だから、農家ごとの経営状況や得たい利益によって、
適正価格は違ってくると思います。
さらに、地域を考えるか、日本を考えるか、自農園を
考えるかによっても、値付けは変わってきますよね。
 
それでいいんじゃない?
売れる価格なのか、その価格で売ろうと思うのか、それは経営判断よ。
なぜその価格か、の問いに適切に答えらるのが適正価格。
 
ちょっとひっかかるのは、農協よりも、とか、
百貨店よりも、とか、あの農園よりも、といったような、
他者に比較して価格をつけることです。
適正かどうかの基準が他人か…。
でもそれを社会・市場と捉えるなら、当然かもしれませんね。
 
経営的に理由を説明できる価格が適正価格、となる。
そうすると安っぽい物語を使って価格を上げることを
了承してくれるお客さまがいるならOKかな。
我々はこういうストーリーがあるから高いです、じゃない。
 
適正価格(もしくは価格)をつけることと、それを売るという作業は、別だ。

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