先日、久しぶりに友人に会った。
彼は2年前に新卒以来勤めていた会社を辞めて、7か月のニート生活(彼曰く)後、地元に再就職した。約3年半ぶりに会った。
僕の特技は「円満退社」、そして「職業選択」と思っている。
彼からは少し相談も受けていたのだが、やりたいことがないなら今の仕事を辞めるべきではない、ということしか言ってなかった気がする。そうすることで上記の両者を実現できた、という自分の経験上。
でも彼は、ただ辞めたんだ。
その理由を、ようやく聞けた。
とても肚に落ちた。
泣きそうだった。
彼は、自分で精神が病んできていることに薄々気づいていた。
軽い不眠症、食事量に見合わない肥満化、責任とやりがいのバランスが崩れてきたこと、などなど。
ここで精神科や心療内科に通って仕事を続けるという選択もあっただろう。
彼は、仕事は体と精神を損なってまでやるものではない、と就職時から決めていたようだ。
未婚だし、自分がいなくても困る人がいないし。
辞めるなら、というより、やり直すなら今しかない、と思ったようだ。
僕は仕事が好きだし、すべきもの、として捉えている。
彼は違うのだ。
生きるために仕事しているのだ。
大きな夢があるわけではないが、自分ができることにある程度限界というか線を引いておき、その基準の中で生きるているのだろう。
旨く言えないが、生き方をじっくりと聞けたこと、とても有意義だった。
これからも良き友人同士でいたい。
2012年1月22日日曜日
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