2024年12月17日火曜日
癒えた傷
2024年11月20日水曜日
農作業一段落の初冬
9月の投稿から、片付けが一気に進み、雪景色の北海道です。
11月7日に初雪が降り、最高気温も10度まで上がらない日が続いて、
アスパラの転流活動も終息しました。
よく頑張ったアスパラは、今年よりも美味しいアスパラになるはずです。
昨年もそう思いましたが、今年の温度から、ほぼ確実だと思います。
人間がやることよりも、天気や運による結果要因が半分以上を占めます。
そうならないように努力はしても、結果はいつもそうなります。
だから、諦めないことと、諦めること、どっちも大切。
今年のコメの価格高騰は、食用の米を作っている農家にとっては、
これまでの苦労が報われたのかも知れません。しかし、
食用ではなく飼料用や、米以外の畑作物を作った農家にとっては、
そこまで大きな恩恵はなかったと推察されます。
それでも北海道においては天気が良かったため、
昨年に比べて収穫量は増加した農家がほとんどだと思います。
うちやま農園もその波に乗りたかったのですが、
アスパラは昨年より微減、その他の作物は微増だったので、
ほぼ昨年並みの収支となりました。
カリフラワーは3年ぶりに収穫できたものの、
栽培の難しさを痛感。
アスパラ畑の後作でこそうまく行くけど、
更の農地で作るのは難しい。
毎年毎年、何らかの変化がやってきて、何らかの対応をして、
それでも経験値はどんどん上がっているので、
言い訳せずに前向きに経営していきたいです。
11月6日には、お得意先の懇親会があり、
東京でバイヤーさんと農家が集まりました。
今時珍しい企画ですが、やはり、有意義。
人が会うことのパワーは絶大です。
こちら、10年ぶりくらいにパープルアスパラを植えました。
ギフトになるのは2026年ですが、
他の農家がどんどん作らなくなった今こそ、
楽しんで作れそうなので、皆さんも楽しみに待っていてください。
毎年のことですが、1年間のスケジュールはほぼ決まっています。
2月下旬から雪かきとハウス被覆スタートして、
4月から9月が繁忙期、そして11月上旬で農作業終了。
11月中旬〜下旬にお得意先にお礼に伺いつつ、来年の相談。
12月は決算前の資金調整や年末の何となくの忙しさと体休め。
1月には家族旅行入れつつ、趣味の読書、経営計画、
人と会うことを2月中旬までやり、そして雪かきスタート。
メリハリがあると思いますが、体調は仕事に応じて変化するので、
年とともに効かなくなった無理を、熟練の技で効率化します。
まあ、限界はありますね。
だからこそ、家族もスタッフも、健康第一、家庭第一、なのです。
プレイベートの充実のためにビジネスを充実させるという
本来の快適な生活のために、今年も残り数日を楽しみます。
2024年9月26日木曜日
有機農業やってるアスパラ農家を視察
赤井川へ。
ホワイトアスパラで50年前から有名な滝本さんと、
友達の赤木さんの畑を見に。
赤井川は、茎枯病が発生していない、道内でも数少ない生産地のひとつ。
環境が羨ましいのはさておき、それは気候や環境だけではなかろう。
特に、赤木さんは有機圃場も慣行圃場もどちらも手掛けており、
アスパラを見るにはもうここしかないような農家。
性格も最高。
で、農薬云々もある程度はあると思うが、窒素肥料がかなり土に悪さを
しているのではないかと推測。
急激に硝酸態窒素を吸う環境にすることが、土にもアスパラにも、
無理がかかっているかもしれない。炭水化物だけやればいいわけでは無いが、
アスパラの本来の性質に寄った、春のみでがっちりと収穫する、
という生産体制に戻す必要があるのでは無いか、と。
春の収穫量が足りないと、ついつい夏で挽回と考えてします。
それがアスパラに無理をかけているかもしれない、と思ったり。
土に緩衝力を持たせることについては、方向は間違えていないだろう。
有機物の与え方についても、この冬は再考が必要。
作業のタイミングも。
もちろん、経営や販売、市場の状況も話は尽きない。
眠くなる前に帰ってきたが、久しぶりに充実した勉強だった。
2024年9月17日火曜日
ムスコのこと2
閲覧数が意外と多い、ムスコのことという5年前のブログ。
今読むと恥ずかしいくらいのムスコ自慢w
プロになるの?なんて当時は言われたりもしましたが、
期待と不安を親が抱える中で、ムスコなりにサッカーを通じて成長をしています。
小学校から中学校までの話は折に触れて書いていたと思います。
今は中学2年。
サッカーは、怪我と体調不良で不完全燃焼といったところ。
小学校では縁のなかった札幌トレセンに選ばれるも、
大事な大会や選考会の時に体調不良や怪我で参加できないことがほとんど。
チーム内でも上の学年のチームに選ばれるも、
怪我や体調不良で力を出せずに沈黙、試合にもほぼ出ない。
そうこうしている間に試合勘も鈍り、得意の連動も影を潜める。
暑さが一段落したので、これから挽回できるのか、また怪我か・・・。
通学に慣れるのに1年かかったのも影響ありますね。
体が小さいので負荷が大きくなります。
サッカーをする仲間が変わったので、自分の得意なプレーが
コーチにもチームメイトにも理解されずに、苦しんでいるのも感じます。
ワンタッチや連動が当たり前だった前チームと比べると、
とにかくボールを持ってからなんとかしようとするサッカーや、
フィジカルが前提にあるサッカーには馴染めないのかも。
プレースタイルも、誰からも評価されるものではなく、
好きな人と嫌いな人が分かれるスタイルなので、良き指導者に出会えるといいね。
そして、思春期。
楽しいことや勉強などのやるべきことが増えてきて、
やりたいことだけをやれた小学生とは大きく異なる生活。
反抗期、厨二病などなど。
変化を楽しく捉えている親ではありますが、ある部分では苦しんでいるのもわかり、
それを自分で乗り越えて、自主性を掴んでほしいと願っています。
たくさん失敗して、自分で考えろ、と。
コンサドーレのジュニアユースに昇格できなかった時点で、
プロは無理と烙印を押されたようなものだし、そのための努力もさほどしていない。
ストイックにやらないってことはその程度のサッカーへの情熱。
好きだけど、全てを賭けるほどではないってこと、よくわかります。
私もそういう子供だったw
どうやって好きなことと関わっていくか、これからもっともっと考えるでしょう。
早くに決める必要はないし、決めて道を狭めるより、
たくさんの選択肢を作る経験を今はしてほしい。
サッカーと勉強においては、早期に挫折していることが、
今後の人生でプラスに働かせることができる思考を持っているムスコだと思います。
長々と思いを書くってことは、私の脳みそを整理したかったってことかも。
でも、ムスコからは、想像以上に楽しい時間をもらっているのは間違いないです。
2024年8月28日水曜日
8月もあっという間
2024年7月29日月曜日
アスパラの生育温度帯
アスパラガスの夏。
北海道では収穫せずに放置する人もいますが、
本州においては収穫することが大事な仕事です。
今年は5/9に収穫を終えたハウスが、
6/25にはほぼ立茎が仕上がりました。
例年ですと、最低気温が15度を超えれば、
夏アスパラがどんどん出てきますが、
今年はいつまで経っても出てこない。
追肥しても、葉面散布しても出てこない。
立茎自体は良いはずだし、新擬葉は吹いてるし、
下枝も出てくるのに、新芽だけが出ない。
落ち込んでいた先日、涼しくなった途端に出てきました。
待つこと1ヶ月、ようやくピークに入りました。
30度を超える毎日に、アスパラの親木がついていかなかったのか?
本州では高温でも収穫しているよ?
北海道でも温度が低いところではとれているけど、
美唄では全域で前年の半分以下だった。
そういえば、立茎時の温度については、
ガンガン温度上げて成長促している農家がいたな。
昔の九州では温度あげないのが常識だった気がするけど、
近年の高温でアスパラに新たな技術が加わっているのかも。
これは、アスパラの生息温度帯が関係しているのではないかと。
北海道では、春から氷点下に近い温度を受けるアスパラ。
立茎時も最低気温は10度以下に頻繁に遭遇します。
0度〜35度なのか、10度〜40度なのか、許容範囲の限度はあるはず。
品種では差がなさそうだが、定植年によって差が出ている。
考えて検証するのは楽しい。
2024年7月2日火曜日
おわりが来る
2024年6月16日日曜日
露地アスパラ終了
更新が遅くなって申し訳ありません。
新加入のスタッフが大活躍、それにつられて、
これまでのスタッフの経験も加味されて、
仕事がスムーズに進みました。
露地アスパラの出始めは良かったのですが、
5月上旬までの高温が嘘のような低温下での収穫。
毎日温かくなることを期待するも、寒い。
雨も冷たい。
収穫開始が5/12ですが、温かくなったのは、つい最近。
6/10過ぎてからです。
Tシャツを作ってプレゼントしました。
もちろん着用は自由。
たまたま揃うと、嬉しくて写真をおねだり。
流石に顔はNGということだったので、後ろ姿です。
露地アスパラは、新圃場に最後の定植作業です。
339aの畑に、7年かけてアスパラを植え続けました。
以前には、300aを1年で植えたこともありましたが、
変化は急よりも緩やかな方が、対応しやすいですね。
今年植えたのは、最後の80aです。
100mあたり5〜6時間で植えられるので、
今回植えた5,100mだと50時間くらいか。
結構大変だったけど、時間で出されると大したことなさそう。
夏アスパラ、来春のアスパラ、5年後のアスパラのことを
考えての早期立茎ですが、今年はどこもそうでしょう。
その時その時にきちんとできることをやりたいですね。
2024年5月6日月曜日
4月はハウス
2024年4月2日火曜日
今が一番良い、という思考
2024年3月18日月曜日
変化を恐れない
一棟一棟、進めています。