2012年8月27日月曜日

園芸作物こそ

昨日、美唄の若い農家と話しました。
 
まあ、僕のブログを見ているというので、
嬉しくって話したんですけど(笑)
そしたら、いろいろ考えを整理する機会になりました。
 
 
水稲をメインに畑作や園芸品目が少々ある経営状況。
園芸は両親が手掛けていて、両親がいないとできない。
こういう農家って、結構多い。
今はいいかも知れないけど、国策に左右される農業です。
 
国策に左右させるのが悪いわけじゃないと思います。
 
農業を自営業者と考えるか、
国もしくは農協の生産部門と考えるかの違いで、
どういう農業を展開していきたいかは、変わると思う。
 
我が家も国策に左右される農業からの脱却はできていない。
国策に文句を言いつつも、制度に甘えている。
人と同じことはやらない、農業政策と反対のことをやる、
この辺は間違いない選択方法のひとつかもしれないけど、
これもある意味では国策ありきの農業。
 
やっちゃいけないことは数々ある。
現状では〇〇できない。
手間がない。
時間がない。
言い訳はいろいろあるし、年数を経れば経るほど、
真っ当と思える言い訳がでてくる。
でも、できない言い訳を考えてるのは、勝手に限界線を引くのと同じ。
60歳超えて倒れたら営農が厳しいかもしれないけど、
20代30代は倒れたときに初めて限界がわかるはず。
 
そこまで仕事しなくても稼げている人は、良い経営なんでしょう。
長期的視野がないと、短期の経営で勘違いする人もいますが。
 
 
で、美唄で農業をやるには、園芸作物を取り入れないと、
中規模農家は生き残れない、というのが持論です。
大規模化する農家は既に大規模化しており、もしくは
大規模化に着手しており、今からでは手遅れ。
そこそこ後継者もいるので、規模拡大するには条件がわるい。
 
少ない面積で稼ぐには、園芸です。
農作業できる若い労働力は、多いとは言えません。
実際にキツイ仕事ですから、機械に乗らないで手作業を
する人は尚更減っています。
本州に比べて土地が余っている、気候条件が良い、
美唄は北海道での条件の良い方なので、向いていると思う。
 
そして、自分の代で終わるような、あと10年くらい続ければ
良いような人ではなく、若くて将来を考えねばならない立場の
人たちが、もっともっと働いて作物を作っていく。
そういう農家が増えて行くと、農業が活性化している、というと思う。
 
 
自分で切り開くんだよ。
親や同僚が言うネガティブなことは、聞き流せばいい。
美唄は条件は恵まれているし、園芸への取り組みが少ない分、
伸びる余裕はたっぷりあるんだ。

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