昨日、美唄の若い農家と話しました。
まあ、僕のブログを見ているというので、
嬉しくって話したんですけど(笑)
そしたら、いろいろ考えを整理する機会になりました。
水稲をメインに畑作や園芸品目が少々ある経営状況。
園芸は両親が手掛けていて、両親がいないとできない。
こういう農家って、結構多い。
今はいいかも知れないけど、国策に左右される農業です。
国策に左右させるのが悪いわけじゃないと思います。
農業を自営業者と考えるか、
国もしくは農協の生産部門と考えるかの違いで、
どういう農業を展開していきたいかは、変わると思う。
我が家も国策に左右される農業からの脱却はできていない。
国策に文句を言いつつも、制度に甘えている。
人と同じことはやらない、農業政策と反対のことをやる、
この辺は間違いない選択方法のひとつかもしれないけど、
これもある意味では国策ありきの農業。
やっちゃいけないことは数々ある。
現状では〇〇できない。
手間がない。
時間がない。
言い訳はいろいろあるし、年数を経れば経るほど、
真っ当と思える言い訳がでてくる。
でも、できない言い訳を考えてるのは、勝手に限界線を引くのと同じ。
60歳超えて倒れたら営農が厳しいかもしれないけど、
20代30代は倒れたときに初めて限界がわかるはず。
そこまで仕事しなくても稼げている人は、良い経営なんでしょう。
長期的視野がないと、短期の経営で勘違いする人もいますが。
で、美唄で農業をやるには、園芸作物を取り入れないと、
中規模農家は生き残れない、というのが持論です。
大規模化する農家は既に大規模化しており、もしくは
大規模化に着手しており、今からでは手遅れ。
そこそこ後継者もいるので、規模拡大するには条件がわるい。
少ない面積で稼ぐには、園芸です。
農作業できる若い労働力は、多いとは言えません。
実際にキツイ仕事ですから、機械に乗らないで手作業を
する人は尚更減っています。
本州に比べて土地が余っている、気候条件が良い、
美唄は北海道での条件の良い方なので、向いていると思う。
そして、自分の代で終わるような、あと10年くらい続ければ
良いような人ではなく、若くて将来を考えねばならない立場の
人たちが、もっともっと働いて作物を作っていく。
そういう農家が増えて行くと、農業が活性化している、というと思う。
自分で切り開くんだよ。
親や同僚が言うネガティブなことは、聞き流せばいい。
美唄は条件は恵まれているし、園芸への取り組みが少ない分、
伸びる余裕はたっぷりあるんだ。
2012年8月27日月曜日
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